日立の新型ねじ打ち機。高圧モデルWF4H3と常圧モデルWF4AR3。

スポンサードリンク

日立から新型のねじ打ち機が新たに発売されました。今回の新型のねじ打ち機は以前のモデルよりもかなりグレードアップしています。

 

*参考
日立工機 高圧ねじ打機 WF4H3(メタリックゴールド)

 

日立の新型ねじ打ち機の改善された部分は?

 

まず根本的にパワーが上がりカムアウト現象を低減しています。カムアウト現象はビスを押さえつける力の弱さによって起こり易い現象です。特に近年の価格の安いモノとして良くないビスであれば特にカムアウト現象が起き易いです。そういった悪い部分を低減させる為に今回の日立の新型ねじ打ち機は高圧モデルのWF4H3の場合、ビット押し付け力を前のモデルに比べて30%UPさせてカムアウト現象が起きにくいように改造されていて作業効率の向上につなげています。

 

新形マフラ搭載も特徴のひとつです。これまでのねじ打ち機では通常よりも余分に注入されたオイルによって石こうボードが汚れるといった症状がまれにありました。この改善策として新形のマフラ搭載でねじ打ち機内にオイル吸収フィルタによって排気中のオイルをキャッチして石こうボードへの汚れを軽減させています。

 

その他では反動の低減やDTSN対応等、細かい部分でもグレードアップされています。

 

日立の高圧ねじ打ち機(WF4H3)と常圧ねじ打ち機(WF4AR3)の違いは?

 

今回の日立の新型のねじ打ち機では常圧モデルも新型が発売されました。マキタやMAXは高圧のビス打ち機を売りたいからなのかわかりませんが、常圧のビス打ち機の新商品は全く作られていません。高圧を進化させて常圧よりも高圧の方が優れていますよと言いたいのか常圧の需要が無いと思っているのかわかりませんが、常圧のねじ打ち機の新商品が日立から出たのは良い事だと思います。

 

日立の高圧ねじ打ち機(WF4H3)と常圧ねじ打ち機(WF4AR3)は外見は基本的には変わりはありません。ビスを打つスピードは若干ではありますが、高圧ねじ打ち機(WF4H3)の方が早いです。仕上がりのキレイさも高圧ねじ打ち機の方が良いです。定価設定、販売価格も大した差は無いので一般的には高圧ねじ打ち機(WF4H3)の方が購入されやすいと思います。

 

しかし、常圧ねじ打ち機(WF4AR3)にも当然良い点はあって使用空気圧は当然常圧ねじ打ち機(WF4AR3)の方が少ないので1台のエアコンプレッサで複数台のねじ打ち機を使用する際には常圧ねじ打ち機(WF4AR3)をおすすめします。あとは、これはこれまでの経験による部分もあるのですが、根本的に壊れにくい、故障しにくいのは高圧ねじ打ち機よりも常圧ねじ打ち機の方が壊れにくいです。これは使用空気圧の違いによるエア工具の内部にある消耗部品の劣化スピードによるものだと考えられます。その為、ねじ打ち機に限らずエア工具全体的な話しですが、高圧エア工具よりも常圧エア工具の方が修理に出す回数は減ります。

 

今回の日立のねじ打ち機は高圧ねじ打ち機(WF4H3)推しというものではなく、高圧ねじ打ち機(WF4H3)か常圧ねじ打ち機(WF4AR3)か自分の使用環境や使用状況に合わせて選んでくださいねといったラインナップなように感じました。(当然ですが、日立としても本音は高圧ねじ打ち機(WF4H3)が売れて欲しいのだろうなと思いますよ・・・。)

 

発売間もないにも関わらず、さっそくインターネット上で安く販売しているサイトがありましたので紹介しておきます。参考にしてみてください。

 

*参考
日立工機 高圧ねじ打機 WF4H3(メタリックゴールド)

 

ねじ打ち機は現在の建築現場での大工さんが使用するエア工具の中でも最重要とも言えるエア工具です。シェア的には日立がマキタ、MAXよりも一歩リードしていますが、今回の新型のねじ打ち機投入は更にシェアを拡大出来るような良い商品に仕上がっているのではないでしょうか。

 

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です