大工さんが使用する建築道具のひとつに卓上スライド丸のこがあります。現状ではマキタか日立のどちらかの卓上スライド丸のこを使用されている大工さんがほとんどだと思います。今回はその2社が推している卓上スライド丸のこを比較したいと思います。
*参考
【直送品】日立工機 HITACHI 卓上スライド丸のこ C7RSC
卓上スライド丸のこのサイズ選び
まず大前提として卓上スライド丸のこで設定のあるチップソーのサイズは165、190、216、305㎜のいずれかになりますが、現在では昔の建築のように大きなものを卓上スライド丸のこでカットする機会がかなり減ってきており持ち運びやすさ、軽さ等を売りにして165㎜の卓上スライド丸のこをお奨めされるケースが多々あります。
これは基本的な販売目線で言えば間違ってはいませんが、基本知識としてより正確にカットしようと思うのであればチップソーサイズが大きければ大きいほどカットする際の狂いは少なくなります。
なので手軽さや軽さ、コンパクトといった部分を追求される方には165㎜サイズの卓上スライド丸のこはおすすめ出来ますが、より正確にカットしたいというのであればあまり165㎜サイズの卓上スライド丸のこはおすすめできません。
かといって216、305㎜サイズの卓上スライド丸のこを使用しなければいけないといった場面も相当減ってきていますし現実的ではありません。
なので何事も無く1台卓上スライド丸のこを持っていたいというのであれば190㎜サイズの卓上スライド丸のこがおすすめです。
190㎜サイズの卓上スライド丸のこはマキタで言うとLS0717FL、日立で言うとC7RSHCになります。
人気の日立の卓上スライド丸のこ
マキタ、日立どちらにしても深切りを売りにしていて2寸材をカットできるという部分は共通しています。
あとはマキタ、日立どちらの卓上スライド丸のこにもレーザーが付いていますが、卓上スライド丸のこについているレーザーは正確性があまりなく必要ないという方もおられますが、レーザーを信じるのではなくひとつの目安という感覚でレーザーを重宝している方もおられます。
重量は日立よりもマキタの方が軽量化されていますが、この軽量化に問題があります。単純に軽ければ持ち運びやすいですが、安定性は落ちます。単純に重ければその逆です。
マキタの場合、日立の卓上スライド丸のこよりも軽量化、コンパクト化させるためにスライド方式が2段スライドになっています。マキタとしては新・2段スライド構造と銘打って小型・軽量を売りにしていますが、このマキタの新・2段スライド構造が大工さんの中で使いにくい、スライドの際に引っ掛かると評判がよくありません。
根本的にマキタと日立でスライドの構造が違うのでスライドさせた際の使いやすさには違いが生まれてきます。マキタの場合は、スライドの際に2段階でスライドさせるので2段目に突入した際の引っ掛かりが気になってしまいます。
その為、現在では多くの大工さんが日立の卓上スライド丸のこを使用しています。マキタファンや軽量化、コンパクト化に魅力を感じる方の多くはマキタの卓上スライド丸のこを使用されていると思います。
*参考
【直送品】日立工機 HITACHI 卓上スライド丸のこ C7RSC
同じ卓上スライド丸のこであっても自分の作業や日常的な部分を比較して頂いてマキタの卓上スライド丸のこが良いのか、日立の卓上スライド丸のこが良いのか判断材料にして頂ければと思います。
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以前もお邪魔したことがあるような気がしますが、今回も偶然ここにたどり着いて、少し読ませていただきました。
正直、面白い!
当方のブログでもいつか紹介させていただきたいと思います。
もし差支えなければご連絡ください。