みなさんのイメージでも実際の周りの声でもどちらでも構いませんが、電子丸のこ、電気丸のこと聞けばマキタ、日立あたりが真っ先に頭に出てきてMAXもあったなPanasonicにもあることはある、リョービは一般向けの安いのばっかりあるな、なんていうイメージがありますでしょうか?
このようなイメージを持った方、こんなような話しを大工さん、職人さん周りでお話しされている方々は大間違いをしています。今、大工さんに一番売れている丸のこと言えばリョービの電子丸のこW663EDです。
*参考
リョービ 電子丸ノコ 深切りタイプ ノコ刃外径:165mm LEDライト付 W-663ED
丸のこは大工さんが使用する電動工具の中でも一番の使用頻度が高い工具です。その為、大工さん個人個人で微妙な機能や使いやすさで評価が非常に変わってきます。
リョービの電子丸のこ(W663ED)は、まず価格が安い事が売れているひとつの要因です。でも価格が安いだけでマキタ、日立の電子丸のこ、電気丸のこを差し置いてリョービが売れるわけがありません。
売れるには売れるなりの理由があります。
リョービの電子丸のこ(W663ED)が優れている理由とは?
リョービの電子丸のこ(W663ED)を持っている方で「深さ調整がしっかりとしていて簡単に調整できる。」と真っ先に言われる方は多いです。その点も売れている要因のひとつで間違ってはいませんが一番の売れている要因はマキタ、日立の電子丸のこ、電気丸のこに比べて持ちやすい事にあります。
手に持って使用する電動工具、エア工具、充電工具全てに言える事ですが、使いやすくする為には軽量化をする事も重要なのですが、それ以上にバランスが良い事が必要最低条件になります。
リョービの電子丸のこ(W663ED)はバランスを良くする為にハンドル部分を重心により近くする工夫がなされています。その為、リョービの電子丸のこ(W663ED)はマキタ、日立とは違うモーター形状をしています。
リョービの電子丸のこ(W663ED)はモーターにカーボンブラシがある為少し楕円形になっています。そのカーボンの挿入ラインとハンドルを平行になるように設計されています。
なのでハンドル部分を握るクリアランスを35㎜に確保してハンドル内部からモーター芯までの距離を70㎜にしてあります。(クリアランスのモーター側からモーター芯までの距離も35㎜にしてあるのでバランスに長けています。)
マキタの場合はモーターをベースと平行な向きに設計されているのでハンドル部分を握るクリアランスを35㎜に確保すると斜めになったモーターのせいでハンドル内部からモーター芯までの距離は75㎜になってしまいます。
たかだか5㎜の差なのですが、同じ重たさの丸のこを5㎜遠くに持ち上げる分だけ手首に負担が掛かってしまいます。
手首に負担が大きく掛かるか負担が小さいかはたった1回の作業では差は出ませんが、実際の大工さん等の作業時間を考えた時には長時間作業出来るか出来ないかの差に繋がってくるので大きな差になります。
ただしリョービの電子丸のこ(W663ED)で1点だけ少し不満な点は平行定規を止めるレバー部分の磨耗が意外と早いのではないかという点は欠点かと思います。
しかし、その欠点を補って余るほどのメリットがリョービの電子丸のこ(W663ED)にはあるので是非参考にしてみてください。
*参考
リョービ 電子丸ノコ 深切りタイプ ノコ刃外径:165mm LEDライト付 W-663ED
リョービのイメージはどうしてもDIY工具のイメージが強いので、マキタや日立の電動工具が壊れてしまうと「仕方がないか。」とか「寿命かな?」で終わってしまいますが、リョービの電動工具が壊れてしまうと「やっぱりリョービだな。」という印象になってしまいますが、実際にはプロ向けの電動工具もいくつか存在しています。そのひとつが電子丸のこ(E663ED)です。
現実的に深切り丸のこはリョービが先に出してマキタ、日立が改良して新商品として販売している感があります。「所詮リョービだろう!?」とバカにしていると時代に乗り遅れちゃうかもしれませんよ。
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