近年の建築現場では「安全」に対する準備や対応を求める声が数多く聞こえてきます。建築道具に関しても安全に取り扱いましょうという話しをイヤというほど現場管理者や職長等から話しが出てくるのではないでしょうか。
現代の建築道具の主流は充電工具や電動工具といった電気を利用した工具がほとんどですのでひとつ取り扱いを間違えると大惨事になる事だってありえます。
特に電工ドラムに関してはまだまだ正しい使い方を知らない方が多いような感じが見受けられます。
目次
1.電工ドラムの正しい使い方
1-1.コードを伸ばして使用する
ドラムにコードを巻いたまま電工ドラムを使用する事は発熱、発火の最大の要因です。電工ドラムを使用する上での一番初歩的な正しい使い方でドラムに巻いてあるコードを全て伸ばしきって使用しましょう。
1-2.使用できる容量(アンペア数)を守る
各電工ドラムにはコードをどれだけの長さを伸ばして使用する時には、何アンペアまでという定まりがあります。この容量を超えて使用する事は、やはり発熱、発火につながります。
電工ドラムの定格電流の数字を正しく守りましょう。
1-3.屋外用、屋内用を正しく使い分ける
屋外の水気のある所で屋内用電工ドラムを使用すると漏電に繋がります。特に雨が降る中で屋内用の電工ドラムを雨ざらしの状態で使用すると大変キケンです。注意しましょう。
1-4.作業前にコード、絶縁被膜に損傷が無いか確認する
作業する前の段階で電工ドラムに損傷が無いかを確認する事が安全に作業するための第一歩である事を理解してください。損傷がある電工ドラムは使用しない事。これに尽きます。
1-5.漏電遮断器付の電工ドラムを使うようにしましょう
これは絶対的な項目ではないですが、現在では漏電遮断器付の電工ドラムもかなりの種類が出てきています。漏電遮断器付の電工ドラムであれば、より安全に作業する事が可能になります。
2.電工ドラムの発熱、発火の原因
発熱の原因は、いたってシンプルで電線に電流を流すと電線の抵抗や電工ドラムに接続されている電気機器の抵抗によって電線の温度が高くなります。
電工ドラムのように電線が巻き取られていて電線同士が接続された状態で使用すると熱の発散が妨げられて温度上昇が想定以上に進みます。
発熱が想定以上に進む事によって発火に繋がっていきます。また、使用する電流(アンペア)の数字が大きければ大きいほどに比例して温度上昇率も増えていきます。
3.おすすめの電工ドラム
電工ドラムは比較的壊れやすい道具のひとつと個人的には考えています。電工ドラムの価格が高く付加価値の高い電工ドラムであろうが、低価格の付加価値の少ない電工ドラムであろうが壊れるリスクという上では基本的に変わらないように感じます。
なので個人的には最低限の機能が備わっている電工ドラムをおすすめしています。当然、各現場ごとによって電工ドラムに求める最低限の「基準」が取り決められているのでこの部分は遵守しなくてはいけません。大きな取り決めがないのであれば低価格な電工ドラムで十分かと思いますので参考にされたい方は是非参考にしてみてください。
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4.まとめ
電工ドラムは建築現場において必須アイテムで便利な道具であると同時に発火や漏電といった危険も伴っている道具でもあります。
安全上の注意をよく読んで電工ドラムを正しく使用する事が安全の第一歩になりますので最善の注意を払って使用してください。
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