誰でも簡単にできる!?コーキングの仕方のコツのご紹介。

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こんにちは。建築現場の現場管理者のハマゾーです。今回はコーキングの仕方やコツについてご紹介したいと思います。

 

コーキングって正直難しいですよね。長年、現場に携わっている立場の自分でも常に思うのが、コーキングの難しさです。キレイに仕上げようと思うと果てしないほど時間を要しますし、逆にできるだけ早く仕上げようと思うとめちゃめちゃ下手くそな感じに仕上がります。

 

どうしても自分が一部分だけしなければいけない場面では、腹をくくって時間を掛けてコーキングをしますが、基本的には、お施主様や職人さんの迷惑や邪魔をしないために何もせずに静観です。違いますよ、サボってるんじゃないですよ、手伝いたい気持ちを持ちながらも我慢しての静観ですからね。笑

 

今回は、一般方がするDIYでもコーキングをしなければいけないケースは多々出てくると思いますので、一般の方向けにコーキングの仕方を簡単にご紹介させてもらいます。自分の腕は見せれませんが、コツや知識だけは一般の方に比べれば持っていますので参考になってくれれば幸いです。

 

ちなみに、最初に謝っておかないといけない注意点としましてコーキング施工は感覚的な要素とセンスが重要な要素になってきますので長年コーキング施工をしているコーキングの職人さんでも得手不得手は存在します。なのでコーキング施工を完璧にキレイに仕上げたいという方は、職人さん以上の努力と持って生まれたセンスがちょっと必要になりますのでご理解ください。

 

事細かく紹介していくとかなりの長文になってしまいますのでコーキングの仕方のポイント、ポイントを紹介しますので細かな部分に関しては実際にコーキングを打ってみた時の感覚や実践で腕を磨いてみてください。

 

まずは、コーキングを施工する部分をキレイにしましょう。

 

これ、多くの方が面倒くさがってしませんが、以外と最重要な部分かもしれません。コーキングをする部分が汚れていたり、油分を含んでいたりするとコーキングの接着性が悪くなったり、養生用のマスキングテープもしっかりと付かなくなります。

 

コーキングを施工する材質にもよりますが、出来る範囲で結構なのでコーキングを施工する部分はキレイにしましょう。

 

コーキングを打つ場所にマスキングテープを施工しましょう。

 

 

まずはコーキングを施工する部分からコーキングがはみ出して周りが汚れたりしない為にコーキングを施工する部分にマスキングテープを施工しましょう。

 

マスキングテープの選び方

 

一言でマスキングテープと言っても様々なサイズと種類のマスキングテープが存在します。ひとつの参考としてコーキング職人さんが、使用するマスキングテープの幅は、ほとんどの方が18㎜を使用しています。腕に自信のある方は18㎜幅で良いと思いますし、ちょっと不安という方であれば20㎜や30㎜といったちょっと幅広なマスキングテープを使用する事をおすすめします。

 

マスキングテープはシリーズや色によってどの部材に最適なマスキングテープか分けられています。粘着性の強い弱いもありますが、適性の部材に合ったコーキングを使用しないと「マスキングテープが全く付きません」という状態になりますので、この点はしっかりとチェックしましょう。

 

ちなみに木材であれば大半のマスキングテープが付きますが、へたに粘着性の強いマスキングテープを使用してしまうとマスキングテープを外す際に塗装も一緒に取れてしまう場合もあります。この点も注意してください。

 

マスキングテープの仕方のコツ

 

マスキングテープの施工はコーキングをキレイに施工する上でもっとも重要な要素のひとつです。コーキングを傾けて施工するとコーキングの仕上がりも同じように傾きます。同じ幅で直線的にマスキングテープを貼っていきましょう。なので慣れていない方は、スピードにこだわらず、とにかく時間が掛かってでも丁寧にマスキングテープを施工する事をおすすめします。

 

コーキングを施工したい部分の両サイドにマスキングテープを施工するのですが、この両サイドのマスキングテープの幅でコーキングを仕上げた際のコーキングの幅の広さが決まってきます。マスキングテープを広く貼ればコーキングの仕上がりは広くなりますしマスキングテープを狭く貼ればコーキングの仕上がりは狭くなります。

 

この時のコーキングの幅はどの部分にコーキングを施工するかでも変わってきますが、ひとつの例でサイディングの目地にコーキングを施工する場合には大体8㎜前後くらいの幅になるように施工するのがベストと言われています。コーキングの幅が狭すぎるとコーキングが切れやすくなりますし、広すぎると見た目が悪くなってしまいます。

 

コーキングを施工する目地部分のツラ位置に合わせてマスキングテープを施工すると部材の端口(部材の断面部分)のカケや毛羽立ちをコーキングで隠せなくなってしまいます。端口のカケた部分はコーキングで隠した方が見栄えが良くなるので実際にコーキングを施工したい幅よりも気持ちだけ幅広くマスキングテープを施工するのがコーキングをキレイにする仕方のポイントです。

 

*参考
マスキングテープ サイディングボード用 No.SB229P 巾18mm紫/箱単位

 

コーキングをする部分の奥行きが深すぎる場合にはバックアップ材を使用しましょう。

 

コーキングを施工する部分にもよりますが、コーキングを施工する部分にコーキングが深くなりすぎてしまう場合にはバックアップ材を使って深さを調整しましょう。参考にサイディング目地の場合には深さも8㎜~10㎜程度がベストと言われています。あとは実際にコーキングを施工する場所によって柔軟に対応してください。

 

*参考
バックアップ材 | 丸棒 フルクリーン 10Φ×250m【北海道,沖縄,離島発送不可】

 

プライマーを塗りましょう

 

コーキングを部材と接着させるためにプライマーを塗りましょう。この時の重要ポイントは、「3面接着」にならないようにする事です。コーキングの両サイドにプライマーを塗って「2面接着」にするように努めてください。プライマーを塗った後は、乾くまでしばらく放置させましょう。

 

*参考
コニシ(株) コニシ ボンドシールプライマー#7N 100gハケ付(缶)#60327 60327 1個【492-2131】

 

コーキングガンでコーキングを打ちましょう。

 

 

プライマーが乾いたら実際にコーキングガンでコーキングを施工してみましょう。コーキングを打ちたい部分に適量のコーキングを打っていきます。

 

コーキングを打つ際のコツとしては、びびってコーキングを少量しか打たなかった場合に後でヘラで押さえる際に隙間ができてしまうので、コーキングはある程度の量は打つようにしましょう。ヘラで押さえた後に出てくる余分なコーキングも使いまわし出来るので消極的になり過ぎないようにしてください。

 

*参考
コーキング用ロータリー式コーキングガン!タジマツールコンボイスーパーCNV-SP【コーキングガン】

 

打ったコーキングをヘラで押さえましょう。

 

 

この工程が一般の方には一番難しいと思います。よくコーキングをヘラで「押さえる」という表現でみなさんお話しをしますが、実際には「押さえる」というよりも「なでる」の方が正しいと思います。あまりコーキングを押さえすぎると余分なコーキングばかり増えてしまって仕上がりもよくなりません。ヘラでコーキングの表面をなでて形を整えるのがコーキング仕上げのコツです。

 

コーキング職人さんはマイヘラを自分で作って自分の使いやすいように、仕上げをしやすいようにしていますが、一般の方はそこまでする必要はありません。市販で売られている安いヘラでもしっかりと「なでる」ができれば綺麗に仕上がります。

 

*参考
大工道具・左官鏝のスクレーパー・ヘラDセット。コーキングヘラにソフトな感触のスポンジを装着…

 

コーキングは乾くまでは絶対に触らないこと

 

コーキングを仕上げた後は絶対に触ってはいけません。コーキングは表面に膜を張って表面が乾いてから内部が乾いてきます。表面が乾くのに1日ほど待てば乾きますが、1日ではコーキングは完全には硬化してくれないので数日間触らないに越した事はありません。

 

冒頭でも話しましたが、コーキング施工は言葉では説明しにくい感覚やセンス、実践経験が非常に重要な作業です。

 

コーキング仕上げを綺麗にしたいと思ったら習うよりも慣れる事が大切です。コーキングを打って失敗しても乾いてからカッター等でコーキングを綺麗に取れば、また再チャレンジできますので何回でもチャレンジしてみてください。

 

*参考
10本入 変成シリコンコーキング(国産品) 320ml 各色 シリコンコーク

 

まとめ

 

各施工のポイントに関しては、今回取り上げさせてもらった部分になりますが、コーキングの仕方のコツは、なによりも「慣れる」事が重要です。何回でもチャレンジして何回でも失敗する事によってセンスがあろうがなかろうが、徐々に巧くなってくるはずです。諦めずにチャレンジしてみてください。

 

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