最近ではエア工具や充電工具、電動工具の普及で昔からある原始的な手動の工具は使用される頻度はかなり減ってきましたが、ハンマータッカーに関しては現在でも根強く使用され続けています。
ハンマータッカーに関しての特徴等をわかる範囲でご紹介させて頂きます。
目次
ハンマータッカーとは
ハンマータッカーはハンマーの利点とタッカーの利点をあわせもったハイブリッドツールです。
能率がよく、扱いやすく、強い貫通力を持っています。スプリングヘッドとバランスのとれた重量配分設計により、長時間の作業においても手の疲労を感じさせません。
各パーツは厳選されたスチールで作られているため、信頼度が高く長持ちするツールです。
ラピッドオリジナルステープルと共に使うとき、ラピッドハンマータッカーは忙しい作業の中で最適なツールとなります。
引用元:ラピッド社 ハンマータッカー
http://www.kaioh-net.com/category/product/rapid/hammer?sub=5引用元:海王HP
http://www.kaioh-net.com/
ハンマータッカーとは建築現場で大工さんや職人さんが使用される手で握って叩いて使う大きなホッチキスの事です。
大きなホッチキス本体の事をハンマータッカー。ホッチキスの針の変わりになるのが、ステープルです。
建築現場においてはタイベックを留める時や屋根のルーフィングを留める際に数多く使用されます。
ハンマータッカーの構造
引用元:栄eSHOP
http://www.sakaesyouji.co.jp/eshop/hanmatakka.htm引用元:エルグリーンシステム㈱HP
http://www.sakaesyouji.co.jp/co.html
ハンマータッカーの構造自体はいたってシンプルです。基本構造は事務用のホッチキスと同じでハンマータッカーの中にバネが付いていてステープルを装着して使用します。
ハンマータッカーの使い方
引用元:you tube
https://www.youtube.com/watch?v=0jksEVJJi1c
ステープルの充填の仕方は各メーカーのハンマータッカーによって異なりますが、ハンマータッカーの使い方は、基本的にはお借りした動画内のように振りかざして叩いて使います。
ハンマータッカーの使い方が慣れてくると屋根の職人さんのように「タンタンタンタンタン」と連続で小刻みに素早く叩いていきます。これが出来るか出来ないかは基本、「慣れ」の問題です。
ハンマータッカーの有名なメーカー
ハンマータッカーを販売しているメーカーは数多く存在します。MAXやマキタ、若井、ラピッドやボッシュ等挙げ出すとキリがありません。
数多く存在するハンマータッカーのメーカーですが、種類自体は各メーカー少なく、ハンマータッカーの良し悪し=各メーカーの評価になっているように感じます。
ハンマータッカーの壊れやすさ、壊れにくさ
ハンマータッカーは使い方から想像して頂けるかもしれませんが、叩いて使用しますので他の建築道具に比べれば壊れやすい部類に入る工具だと個人的には思っています。
屋根工事をされている職人さんのように日頃からハードに使用される方であれば年に数回はハンマータッカーを購入しているという人は数多く存在します。
個人的な感覚や周りの評価を聞いたりした上での感想は、MAXやマキタのハンマータッカーは壊れやすいように感じます。
若井産業のハンマタッカーも壊れやすいですが、若井産業のハンマータッカーの場合は壊れるというよりも中のバネが壊れたとかちぎれた、ぶっ飛んでどっかいっちゃった、というのがほとんどなのでバネさえ交換すれば、また普通に使用する事が可能です。なので若井産業のハンマータッカーは他のメーカーのハンマータッカーに比べて安いので考え方によってはアリな商品です。(予備のバネはかなり必要ですが・・・)
ハンマータッカーが壊れやすい道具という中でもラピッドのハンマータッカーは他のメーカーのハンマータッカーに比べれば壊れにくいように感じます。
ハンマータッカーの使いやすさ
ハンマータッカーの使いやすさという表現が正しいかはわかりませんが、まず根本的にホッチキスと同じでしっかりと留める事ができるモノがハンマータッカーやステープルを選ぶ上での最低条件になります。
各メーカーによってステープルの肩幅と足の長さが異なります、当たり前ですが足が長すぎると硬い材料にはしっかりと留めれずにステープルの足が折れ曲がってしまい(座屈してしまう)本来の効果が得られません。かといってステープルの足が折れ曲がらないようにステープルの足を短くすると今度は留めたとしてもしっかりと効かなくなります。
各メーカーさんそれぞれに研究、開発をしてオリジナルの最適なサイズのハンマータッカーとステープルを販売されているかと思いますが、個人的に一番効果が発揮されているのはやっぱりラピッドのハンマータッカーとステープルだと思います。
この部分は実際に使用してもらわないと伝わらない部分かもしれませんが、ハンマータッカーの使いやすさに関してもラピッドのハンマータッカーは使いやすいと思います。
ハンマータッカーのおすすめ、人気
というわけで個人的なハンマータッカーのおすすめはラピッドのハンマータッカーR19Eをおすすめします。
このラピッドのハンマータッカーR19Eは個人的なおすすめだけではなく、ハンマータッカーを数多く使用される大工さん、職人さんの間でもかなり人気商品です。
「以前までMAXのハンマータッカーを使用していたけど、直ぐに壊れてしまうのでラピッドのハンマータッカーに変えた」
なんていうお声も数多く存在しています。
激安、最安値でハンマータッカーが買えるサイト
私がネット上で見た中でこれは安すぎだろうというハンマータッカーを販売しているサイトを紹介しておきますので参考にされたい方は是非参考にしてみてください。
*参考
ラビット社 ハンマータッカー R19 海王 KAIOH Rob メタルタッカー スウェーデンタッカー ガンタッカー ロブステープル ステープル Fステープル 断熱材 壁紙 R19E
ハンマータッカーの修理について
ハンマータッカーの修理は可能か不可能かという質問があるとするならば結論は可能です。
ただし、バネ交換程度ならかわいらしいものですが、ほんとうに修理が必要な場合には新品を購入した方が安く収まるんじゃない?というケースは多々出てきますし、納期に関してもかなり時間を要するかと思います。そもそも修理見積りを取るだけでもかなり時間を要すると思いますので、個人的にはハンマータッカーを修理に出すというのはあまりおすすめできません。
壊れてしまったら早急に新品のハンマータッカーを買ってしまうというのがベストな対応に感じます。
ステープルに関して
ハンマータッカーと同じように考えないといけないのはホッチキスで言う針、ステープルです。
ステープルの考え方は基本はハンマータッカーとステープルは同じメーカーで使用してくださいという基本があります。
A社のハンマータッカーにB社のステープルを使用して使うと弾詰まりを起こす原因になります。と各メーカーは謳っていますが、厳密にはサイズさえ合っていればメーカーが違っても使用できます。なので若井産業のハンマータッカーでラピッドのステープルを使用するなんて事もよくありますし、その逆もよくあります。もっと言うのであればサイズの違うハンマータッカーとステープルは装着する事自体できません。
よくエアタッカーのステープルがハンマータッカーに使えるのかとかハンマータッカーのステープルがエアタッカーに使えないのかという話しにもなります。これは実証はしていませんが、サイズが合えば理論上は使用できる可能性はありますが、厳密に言うとエアタッカーのステープルとハンマータッカーのステープルは表記上のサイズが同じでも若干違うらしいので使用出来たとしても長くは使用出来ないっぽいです。弾詰まりや故障の原因になるみたいです。なのであまりおすすめは出来ませんし、基本的にはやらない方が良いかと思います。
マキタのステープルの余談
マキタから販売されているステープルにはRT線やCT線、J線といった感じで専用と謳っています。細かい事は今回は深く説明はしませんが、規格が違いそれぞれのタッカーとステープルを合わせないといけないという面倒くさい代物です。
簡単に参考にされたい方は
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1360480563
引用元:yahoo知恵袋
を参考にしてみてください。
最後に
今回はハンマータッカーについてお話ししましたが、一言でタッカーと言ってもエアタッカーやハンマータッカー、充電式タッカー等それぞれにタッカーが存在してそれぞれにステープルが設定されています。
一番間違いない事は各メーカーのタッカーとステープルを合わせる事が一番問題になりませんが、更に言うのであれば日頃からタッカーとステープルを取り扱っている販売店さんである程度詳しい方とお付き合いして間違いの無い提案を聞くのがベストなのではないかと思います。
正直、価格だけをみればネット上で購入するのが一番安く収まるかと思いますが、ネットだけで建築道具を購入し続けるのも限界があるかと思います。特にハンマータッカー等のタッカー系は種類も数多く存在しますので良いものを使いたいというのであれば身近に詳しい人がいるという環境である事をおすすめしたいです。
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