コーキングを施工するコーキング職人さんの間ではお馴染みのバックアップ材。しかし、一般的にはバックアップ材の重要性や使う場面を知らない方が結構多かったりします。なかには「コーキングを使う量を少なくするために詰め物をしているんでしょ!?」と見当違いな事を言う現場管理者さんもいます。
こちらでは、コーキングで使用されるバックアップ材について使い方からサイズのバリエーションまで幅広くご紹介したいと思います。
*参考
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コーキングのバックアップ材とは?使い方は?
コーキングのバックアップ材とはサイディングやALC等といった目地と呼ばれる隙間にコーキングを施工しなければいけない部分にコーキングの3面接着の回避や充填深さの調整、目地底の形成といった事を目的として、コーキングを施工する目地底に施工する副資材がバックアップ材です。
コーキングのバックアップ材を使用する目的の最も多い理由としては、深さ調整が最大の目的になるかと思います。ご存知かと思いますが、コーキングを施工する際には、適正な幅と深さのサイズが決まっています。この最適な深さを生み出すために用いるのが、バックアップ材になります。
国交省の建築工事共通仕様書には、コーキングのバックアップ材は
「合成繊維又は合成ゴム製でシーリング材に変色等の悪影響を及ぼさず、かつシーリング材と接着しないものとし、使用箇所に適した形状で、裏面に接着材のついているものは目地幅より1㎜程度小さいもの、接着材のついていないものは目地幅より2㎜程度大きいものとする。」
と規定されています。
コーキングのバックアップ材の材質としては、クッション性、耐水性、耐薬品性に優れた軟質独立発泡体(高発泡ポリエチレン)が主に用いられています。
コーキングのバックアップ材の種類?サイズは?
コーキングの目地幅も施工されている外壁材や施工箇所によって違うのでコーキングのバックアップ材も各サイズ設定があります。
コーキングのバックアップ材の形状には、大きく分けて2つあり、丸型のバックアップ材と角型のバックアップ材があります。丸型のバックアップ材は、長さが200~300mほどの長いものが箱詰めされていて、使用する場所の長さに合わせてカットしながら使用します。建築現場の職人さんの間では、丸型のバックアップ材は、使用する場所によっては目地に入っていかず、使いにくいという声が多いので、私の周りのコーキング職人さんは、ほとんどの人が角型のバックアップ材を使用しています。
角型のバックアップ材は、長さ1,000㎜ほどのものが100本単位で袋詰めされているのが一般的です。バックアップ材の裏側には、粘着用の糊が付いています。サイズも幅は3㎜や5㎜から幅広いもので数十㎜という幅まであるようです。厚みも2~20㎜ほどの間で設定されています。
*参考
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まとめ
コーキングに携わらない方からすればコーキングのバックアップ材は、ほとんど関係ないので関心も少なくあまり見る事もないかもしれませんが、実際にコーキングを施工する立場の方としては、バックアップ材は重要なアイテムになりますのでバックアップ材に関しての知識が乏しいのであれば是非参考にしてみてください。
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