建築現場において地面に無数のコンセントがある状態や少ない電源を数多くの大工さん、職人さんで共用するのは非常に不便でしかたないと思います。無駄に他の人に気を使ったりしますし、何より利便性の面が損なわれますよね。そのため、インパクトドライバーなど出来る範囲では充電式のタイプになり、コードレス化が進んでいますが、ついに大工道具に関してもコードレス化の波が押し寄せてきています。
その第一歩がマキタから新たに発売された新製品、165㎜の充電式丸のこHS631DRGXです。
*参考
マキタ 充電式マルノコ 165mm [ HS631DZ ] 18V本体のみ(青)
1.大工道具の中で「稼いでくれる」道具のひとつ丸のこ
大工さんが行う作業は昔に比べれば種類は、かなり少なくなってきていますが、現在でも「切る」という作業は当然のようにあって大工さんが人工を稼ぎ出す上で重要な作業のひとつと言えます。
「切る」作業で主に使用される道具は丸のこですが、丸のこには大きく分けて2種類存在してAC100Vの有線の丸のこと充電バッテリーを使用する充電丸のこの2種類があると考えられます。
従来の充電式丸のこの考え方は、コードレスにする事によって「足場の上でも丸のこを使用する作業が出来ますよ」というセールスポイントがあって外壁の下地作業などには重宝されています。そのため、刃のサイズも基本は125㎜で作業性や持ち運び性を重視した設計になっています。
しかし下地作業がメインというセールスポイントは、裏を返せば下地のカットを主に考えていたので他の木材などをカットするためにはパワーが足りず、モーターへの負担も大きくなり、壊れやすいというリスクしかありませんでした(パワーに関してはパワーが出せなかったのか、意図的に弱くしていたのかの真相は解りませんが・・・。)。当然、刃のサイズも足りません。
しかし、現在の建築現場において室内での作業や型枠作業などあらゆる場面でコードレス化が求められているという点が判ってきたためマキタからあらゆる場面でも使用できるハイパワーな充電式丸のこが新発売されました。
2.マキタの165㎜充電式マルノコHS631Dについて
マキタの165㎜充電式マルノコHS631Dは、充電式シリーズにおいて史上最速の5,000回転/分+ブラシレスモーターによってAC100V並みの切断能力を持っているのが最大の特徴になります。充電式丸のこなので作業場所がどのようなところであっても重宝します。
最大切り込み深さは66㎜になっていますので厚物切りにも適しています。「オッ、なんだこれ?」と気になった方は是非参考にしてみてください。
*参考
マキタ 充電式マルノコ 165mm [ HS631DZ ] 18V本体のみ(青)
3.まとめ
近年のマキタは充電工具に特に力を入れていて造園、一般家庭など様々なシーンにマキタの充電工具が使えないかという新商品発売を展開しているような印象をうけます。その中でも建築現場、特に大工さんがメインで使用している工具もコードレス化できないかという新商品展開をしているように感じます。
マキタの18Vシリーズをメインとされている方であれば今回の充電丸のこやこれからの新商品も利便性が増えてくる可能性を秘めているのではないでしょうか。
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