スターエムから販売されている兼用ビットとインパクトビットは何が違うのでしょうか?
そもそも兼用ビットは何が兼用なの?という話しでもありますが、これは木工用ドリルビットの歴史の話しにも共通してきます。
*参考
STAR-M【スターエム】No.7 インパクトビット《 7S-060 》6mmショートタイプ
インパクトドライバが普及する前からのお話し
兼用ビットの名前の由来は、兼用ビットの発売当初インパクトドライバは、まだ普及しておらず電気ドリルやクリックハンドルが普及していました。
その電気ドリルとクリックハンドルの両方に使用できる兼用軸にしたドリルとして発売されたので兼用ビットという名前が付きました。
しかし、時代は流れ電気ドリルや充電式インパクトドライバが普及してクリックハンドルを使う人が少なくなり、電気ドリルや充電式インパクトドライバをメインにした六角軸に改良したのですが、兼用ビットという名前だけが、そのまま残って販売しているという状況です。
だったら兼用ビットで良いんじゃないの?と思ってしまいますが…
充電式インパクトドライバに合わせたドリルビット
インパクトビットは充電式インパクトドライバでの穴あけ作業を主に設計されたドリルビットで兼用ビットに比べて先端の先ネジとケガキ刃が短く設計されています。
これは、充電式インパクトドライバでの穴あけ作業は抵抗が大きく充電バッテリーの残量が少ないとスムーズに穴が空けれずドリルビットやインパクトドライバ本体にも負担が掛かるため良くありません。
なのでインパクトビットは、先端の先ネジとケガキ刃を短くして穿孔速度は多少遅くはなりますが、軸に掛かる負担を減らして軸が折れにくく、充電式インパクトドライバ本体の負担も軽減しています。
*参考
STAR-M【スターエム】No.7 インパクトビット《 7S-060 》6mmショートタイプ
充電式インパクトドライバでの木工の穴あけ作業をする場合はインパクトビットをおすすめします。
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