ウッドデッキの塗装におすすめな塗料は!?現場管理者がおすすめしている塗料を紹介!

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こんにちは。住宅のリフォームの依頼が続いている現場管理者のハマゾーです。先日、リフォームでお伺いしたお家には、ウッドデッキがありました。見た感じでウッドデッキのお手入れはしてないんだろうなと判りました。そんなことを考えながらメインの仕事をしているとお施主様からウッドデッキの話しを振ってきました。

 

「ウッドデッキには、みなさんどんな塗料を使われているのですか?」と・・・。

 

その時に思いました。「あっ、みなさんウッドデッキのお手入れをしないんじゃなくて、ウッドデッキに何の塗料を塗ればいいのか、どのようにお手入れすればいいのか判らないんだな!?」と理解しました。

 

そうですよね。実際に新築の時にウッドデッキを作っている作業を1~10まで見て、聞いてなどしていればお手入れの仕方も容易にイメージできると思いますが、そんな人ってほぼいないですよね。みなさん失敗しないようにと考えたり調べたりするのですが、考えているうちに何年もほったらかし状態になってしまうんですよね。

 

結論から言いますと、ほとんどの塗装屋さんは、ウッドデッキや木製のフェンスなどには「キシラデコール」という塗料を使っています。理由としては、木の塗装に使用する塗料の中でトップクラスの防腐、防虫効果があり、長持ちで、有名だからです。このキシラデコールは、別に業者専用の塗料というわけではなくホームセンターなどの店舗でも普通に販売されています。

 

今回は、キシラデコールの特長や使い方の注意点もご紹介したいと思います。

 

最も使われているキシラデコールとは?

 

 

大阪ガスケミカルから販売されているキシラデコールは、家庭用と業務用に分かれており、家庭用は、0.7ℓ、1.6ℓ、3.4ℓ、7ℓ、14ℓの設定があり、業務用は、0.7ℓ、4ℓ、16ℓの設定があります。ただし、業務用、家庭用どちらも一部の色以外は、中身の成分に変わりはありません。色は15色(下塗り用含む)の中から選ぶ事ができます。

 

キシラデコールの特長は?

 

キシラデコールの最大の特長は、通常の色を付ける塗料のように表面に塗膜を作るのではなく、木材に浸透させて表面に余分な塗膜を作らない事が特長になります。キシラデコールが表面に塗膜を作らずに浸透することによって、木の通気性を保ち、木の呼吸の邪魔をしないので塗膜の膨れや割れといった症状がおこりません。

 

また、キシラデコールは浸透させるので木材内部からの防腐、防虫効果を発揮してくれます。日光や雨風に強い耐候性顔料の効果もあるので鮮明な色が長持ちして、長期間木材を保護してくれます。

 

作業性に関してもハケ捌きが良く塗りムラになりにくいので仕上げが簡単に行えます。また、塗膜を作らない事で塗り替えの際もごみやほこりを落とすだけで上塗りすることができます。

 

キシラデコールの塗り方は?

 

 

事前に塗ってある塗料が明らかに落ちてきた、色ムラがはっきりしてきた時には塗り直すタイミングです。そのまま放置せずにこまめにキシラデコールを塗って木材を保護する事が、ウッドデッキなどを長持ちさせるポイントになります。目安としては1~2年くらいを目処に塗り直していくとウッドデッキが長持ちします。

 

キシラデコールを塗る前に

 

・キシラデコールを塗る部分の清掃をしましょう。キシラデコールを塗る前にサンドペーパーで表面を磨いておくと、よりキレイな仕上がりになりますが、そこまでこだわらないのであれば清掃のみでも十分です。

 

*参考
【モーター印】サンドペーパー 紙やすり 洋紙#40〜#400(1枚)

 

・塗りたくない部分は、しっかりと養生しましょう。通常の塗装作業でも同じですが、養生をしっかりと行なう事によってキレイな仕上がりができるかできないか左右されます。たかが養生だと甘く見ないでください。

 

*参考
養生用 布ポリマスカー 巾1100mm×長25m 1巻

 

・キシラデコールの缶を使用前にしっかりと振って撹拌させましょう。塗料の顔料は、缶の底に沈みますので、必ず缶を良く振って攪拌してください。塗装中もハケで塗料をかき混ぜながら使用しましょう。

 

・ハケの抜けやすい毛を事前に取り除くためにハケをしごいておきましょう。塗装中にハケの毛が抜けて塗装面にくっついてしまうと厄介です。新しいハケであればなおさらです。塗る前にしっかりと抜けそうな毛を取り除いておきましょう。

 

*参考
大人気セット★名花【15号+25号各1本】キシラデコールなどのステイン塗料用刷毛。用途別に使い分けられます![大塚刷毛製造]

 

キシラデコールの塗り方のコツは?

 

・通常下塗りは必要ないとされていますが、 松や杉などの針葉樹、材質の柔らかい木材などは、吸い込みやすい部分での顔料濃度が高くなりやすい為、色ムラが出来やすくなってしまいます。そのため、色ムラを予防するために無色のカラレス(#101)を下塗りしてから、色付きのキシラデコールを2回塗りすることをお薦めします。

 

・2回目の重ね塗りは、1回目を塗った塗料が指で触ってもつかない程度まで乾燥させてから行いましょう。

 

・塗る手順としては、広い面などが塗りやすくてついつい最初にやりがちですが、塗装は細かい所や隙間、裏側から仕上げていくのがコツになります。塗りやすい面は最後に残しておきましょう。

 

・木材の種類や使用箇所によって色見本と同じような色が出せない場合も十分にありますので一度見えにくい部分で試し塗りしてみる事をおすすめします。

 

さらに詳しくキシラデコールのうまい塗り方を知りたい方は、未経験者必見!?プロも教えてくれないウッドデッキをうまく塗る4つのコツ!も参照してみてください。

 

その他の注意点

 

・キシラデコールを保管する場合には、雨水、直射日光、高温・多湿、潮風を避けて保管してください。

 

*参考
【キシラデコール 】4L 注ぎ口付 選べる15色!

 

まとめ

 

ウッドデッキなどに塗膜を作る通常の塗料を塗ってしまうと表面に膜を作ってしまい塗膜がめくれた時に同時に木材も傷めてしまいますのでおすすめできません。生活する家にキレイなウッドデッキがあると気分的にも晴れやかな気持ちになります。そのうちと後回しにしないで思い立ったらウッドデッキをキレイに保つためにキシラデコールで塗装してあげてください。

 

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