日立から90㎜の高圧釘打ち機の新型NV90HRが発売されました。
サブタイトルでもうたっているように「強力な打ち込み力と美しい仕上がりを兼ね備えた90㎜モデル」でパワーと仕上げの良さを強くPRしている釘打ち機になります。
日立の釘打ち機NV90HRのおすすめ部分
まず、ノーズの部分で滑りにくく狙い打ちがしやすいスマートノーズを採用する事で釘を狙い撃ちしやすくしています。細径でスリムな先端形状をしていて切替不要で細目釘から太目釘まで打ち込みが可能です。斜め打ちでも滑りにくいスパイク形状、先端部分が細く、斜め打ちも釘頭をしっかりと打ち込めます。
さらにパワー切替機構が搭載されて釘の長さや材料等の作業条件に合わせて圧力を3段階に切り替える事が可能です。
釘打ち機本体に調圧器が内蔵されておりパワー切替レバーを強、中、弱の3段階切替する事が出来ます。作業用途の目安としては
強:木下地打ち(90㎜釘)
中:木下地打ち(75㎜釘)、C型鋼、コンクリート打ち
弱:木下地打ち(45~65㎜釘)
になります。
手元の圧力調整が出来、さらに打ち込み深さ調整アジャスタとの併用でより細かな面一調整が可能になりました。
さらに適切な打ち込み力に設定する事によって無駄な空気消費量を抑えて連続作業に威力を発揮し、作業効率をあげる事ができます。
その他にもセールスポイントは細かくありますが、もうひとつだけ日立の釘打ち機のポイントを挙げるのであれば高耐久、長寿命を可能にしたアルミダイカストボディでしょうか。
釘打ち機のエア漏れを軽減させている日立のNV90HR
ただしこの部分に関しては他のメーカーもかなり採用してきた部分になります。
エア工具に関してのエア漏れの一番の原因は消耗品と言われるOリングの劣化です。これは釘打ち機を使用したり経年によって必然的に劣化する部品なので定期的な交換は、ほぼ当たり前になってきます。
しかしOリング交換程度なら全然構わないのですが、ごくまれにOリングを交換してもエア漏れが治まらない場合があります。これは実は釘打ち機本体の金属が消耗してOリングと本体の隙間が埋まらないという現象がおきます。
釘打ち機本体内部ではエアが激しく使用されていて釘打ちを何度も繰り返すことによって釘打ち機内部の金属が徐々にすり減っていきます。普通に使用している上ではなんの問題にもなりませんが、ごくまれにOリング交換程度では治まらないくらいに本体がすり減ってしまうものが出てきます。こうなってしまうと修理自体を行うことが出来ず、即買い替えになってしまいます。
昔は釘打ち機=軽量化の流れがあったので出来る限り軽い材質というのがメーカーの主流でしたが、現在では釘打ち機=バランス、使いやすさという部分が大きくなってきて軽量化よりも耐久力を重視した形になってきています。なので日立も高耐久なアルミダイカストを採用して全面的に推している形になっています。
ただし、90㎜の釘打ち機自体が他の釘打ち機に比べて重たいので好き好んで多く使用するかと言えば話しは別になってしまいますが・・・。
現在でも90㎜の釘打ち機のシェアでいけばMAXが強いイメージがありますが、もしも今回の日立の釘打ち機NV90HRが気に入るようであれば是非参考にしてみてください。
*参考
日立 高圧ロール釘打機 (メタリックゴールド) NV90HR
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