マキタのサイディング用高圧エア釘打（ＡＮ５１０ＨＮ）のような高圧のサイディング専用のエア釘打ち機はＭＡＸにおいてはＨＮ－６５ＣＳというエア釘打ち機が存在します。
＊参考
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そもそもサイディング用エア釘打ち機ってエア釘打ち機と何が違うのか？
このＭＡＸの高圧エア釘打ち機ＨＮ－６５ＣＳは、他のＭＡＸの高圧エア釘打ち機とは違う先端形状をしていてドライバ痕がつきにくく綺麗な仕上がりが可能という触れ込みをしているのですが、如何せん価格がとにかく高くて手が出せません。
価格以上の付加価値があるかというとそこまでの高性能さはありませんし、重量も若干重たいです。
その為、ＨＮ－６５ＣＳはほぼ売れていない部類に入ると思います。
そもそもサイディング用の釘打ち機の定義は先端形状を変えてドライバ痕が残らないようにしてあり、ワイヤー釘ではなくプラシート専用の釘打ち機にしてあるだけでエア釘打ち機としての本体の中身は通常のエア釘打ち機と変わりはありません。
釘の打ち込みすぎを防止するのはエア量の調整次第であって職人さんの現場感覚になるのでサイディング用の釘打ち機だからといって自動で調整してくれるものではありません。
なのでマキタにしても日立にしてもＭＡＸにしても高圧のサイディング専用のエア釘打ち機を開発する事はそこまで難しい話しではないと思うのですが、実際にこのジャンルに関してはマキタの一人勝ちです。
機械の性能では無い部分で勝ってしまっているマキタのサイディング用高圧エア釘打ＡＮ５１０ＨＳ
ＭＡＸにはＨＮ－５０というサイディングにも使用出来る高圧のエア釘打ち機があります。
このＭＡＸの高圧エア釘打ち機ＨＮ－５０はサイディング職人さんの中では何人かに一人、何十人かに一人は使用されている方がいます。
個人的には決してＭＡＸの高圧エア釘打ち機ＨＮ－５０がマキタのサイディング用高圧エア釘打ＡＮ５１０ＨＳよりも劣るとは思いません。
実際問題マキタのサイディング用高圧エア釘打ちＡＮ５１０ＨＳとＭＡＸの高圧エア釘打ち機ＨＮ－５０を比較した時にどちらの方がサイディング施工に優れているかはエア釘打ち機の動力があくまでエアであってエア釘打ち機本体が動力になっている訳ではないので比較のしようが無く、サイディング職人さんの好みの部分になってしまいます。
しかしあえて言うのであれば旧カネマツからの流れやシェアを持っているマキタが初めの段階からアドバンテージがあり、そのアドバンテージを更に押しているのがプラシートとサイディング用釘連結機だと思います。
サイディングに使用する釘はステンの着色されたリング釘で、その着色の色もサイディング本体の色に合わせた釘になっています。なので必然的にサイディングメーカーの純正品の釘を使用する形になります。
サイディングメーカーとしてはサイディング職人さんが、どのメーカーの釘打ち機を使用しているか解らないのでバラ釘の設定しか基本的にはありません。
なぜならＭＡＸは斜め巻きのプラシートでマキタは垂直巻きのプラシートなので共通していないからです。
サイディングメーカーから入ってくるバラ釘をプラシートに巻いて使用するのですが、プラシートに毎回手作業で釘を巻くのは大変なのでサイディング用釘連結機を使用します。
マキタにもＭＡＸにもサイディング用釘連結機は存在しますが、ＭＡＸは斜め巻き、マキタは垂直巻きなので当然サイディング用釘連結機もマキタとＭＡＸで互換性があるわけがありません。
なのでサイディング用エア釘打ち機とサイディング用釘連結機はどちらもメーカーを揃える必要があります。
前述の通りマキタが旧カネマツのシェアを持っていてアドバンテージがあるのでサイディング職人さんはサイディング用のエア釘打ち機とサイディング用の釘連結機を合わせてマキタから買ってしまいます。
そうなってしまうとマキタのシェアをＭＡＸが奪い取ろうと思ってもＭＡＸがよほどの名機でも作らない限りはマキタの牙城は崩せません。なんたって安い買い物ではないのですから。
そんな時代背景もあってのマキタ一人勝ちなのでマキタのサイディング用高圧エア釘打ＡＮ５１０ＨＳよりもＭＡＸの高圧エア釘打ち機ＨＮ－５０が劣るという訳ではないので「エア工具と言えばマキタじゃないＭＡＸだ！！」という方はネット上の激安サイトを載せておきますので参考にされたい方は是非参考にしてみてください。
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サイディング用のエア釘打ち機はここしばらくは新商品が登場する気配は全くと言っていいほどなく、現在のラインナップで落ち着いてしまっているような感じです。
現在使用されている高圧のサイディング用エア釘打ち機に不満がある場合には、思い切ってメーカーを変えて新しいサイディング用釘打ち機にしてみるというのはいかがでしょうか。
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