最近の流行なのかわかりませんが、軒天材の選択肢としてニチハの5㎜厚の軒天を採用されている現場が増えてきているように感じます。
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今まではニチハのサイディング材を軒天に採用したいとなると最低でも12㎜厚の軒天材を使用しないといけませんでした。薄い厚みの軒天材を使用する時の選択肢はケイカル板+塗装、または神島の軒天等の選択肢だった中でニチハが5㎜の塗装板を出してきたのでコスト面とサイディング職人にサイディングにプラスアルファーで軒天を貼ってもらおうという流れなのでしょうか。
ニチハの5㎜の軒天材が採用される事自体は別に問題は無いのですが、一点だけ厄介な部分があります。
この軒天材はどうやって施工するの?
ニチハの軒天は無塗装板以外は塗装板なのでホワイトやアイボリー等塗装が付いています。その為、軒天材を留める為のリング釘も塗装のステンレス釘になります。
色に関してはメーカーが違えば言葉で同じホワイト等であっても微妙に違ってしまうので基本はニチハで出ている色はニチハの釘しか合いません。マキタやMAX等の工具メーカーが出しているホワイトやアイボリーといった色ではニチハのホワイトやアイボリーに合いません。
なのでリング釘をニチハの軒天材と同じ設定の色に合わせるのですが、ニチハの設定にはバラ釘かテープに巻かれた斜め巻き釘の2パターンしかありません。これが厄介もんです。
ニチハの5㎜の軒天材を留めるリング釘は32㎜のステンリング釘です。この釘を打つためにはポケットエア釘打機が必要なのですが、このポケットエア釘打機には釘の巻き方が2種類存在します。直巻きと斜め巻きです。
MAX、日立、マキタは基本斜め巻きなのですが、マキタに一部直巻きのポケットエア釘打機が存在します。これは旧カネマツのポケットエア釘打機でマキタブランドになってからも残っています。
旧カネマツのポケットエア釘打機が一番使いやすいです。
この旧カネマツのポケットエア釘打機が以前から使いやすいというので市場に一番出回っていました。現在でも一番人気は旧カネマツのポケットエア釘打機で、各大工さん、各職人さんが新たにポケットエア釘打機を買う場面になっても今さら斜め巻きのポケットエア釘打機を買おうという人はほとんどいません。
なのでニチハで設定されている斜め巻き釘では、大工さん、職人さんが一番多く持たれている直巻き釘用の旧カネマツのポケットエア釘打機が使えないので困ってしまいます。
日常的にポケットエア釘打機を使用される方なのであればPPテープを1巻買ってバラ釘を地道に巻いていくというのも選択肢のひとつですが、あまり現実的ではありません。
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メーカー同士でやりとりがあるのか解りませんが、ニチハには直巻き釘の設定も増やしてもらいたいものです。
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