「マルノコガイド定規は大きくて持ち運びが面倒くさい。」
「小さいものを切る際にもマルノコガイド定規を使うのは作業効率が悪い。」
「いつでも使えるよう腰袋にも収まるような小さいマルノコガイドは無いのか?」
小型のマルノコガイドはこういった大工さんの声から各メーカーが開発、製造、販売された定規です。現状ではタジマかシンワのマルノコガイドを使用している大工さんが多いのではないでしょうか?
小型マルノコガイドと一言で言っても種類がいくつか存在します。そんな数ある小型マルノコガイドの中でおすすめしたい小型マルノコガイドを紹介させて頂きます。
目次
タジマの丸鋸ガイドモバイルマグネシウムの2種類を比較
タジマの丸鋸ガイドモバイルマグネシウムの中でも2種類存在します。丸鋸ガイドモバイル90マグネシウムと丸鋸ガイドモバイル90-45マグネシウムです。
丸鋸ガイドモバイル90マグネシウムは直角型、丸鋸ガイドモバイル90-45マグネシウムは三角形型です。丸鋸ガイドモバイル90-45マグネシウムは三角形の部分で45°の角度をカットする事ができます。その代わりに丸鋸ガイドモバイル90マグネシウムに比べて価格が若干高く、サイズがちょっと大きく、重量もちょっと重たくなっています。
実際には45°の角度をカットできるかできないかは2の次といった感じで多くの大工さんが重要な要素と見ているのはサイズです。丸鋸ガイドモバイル90マグネシウムの方が若干寸法が小さくなっているので垂木等寸法の小さいものをカットする場合に使用しています。逆にフロア材のようなちょっと大きめのものをカットする場合には丸鋸ガイドモバイル90-45マグネシウムを使用しています。
丸鋸ガイドモバイル90マグネシウムと丸鋸ガイドモバイル90-45マグネシウムの両方を持っている大工さんも多数いますが、どちらかを持っているという大工さんの中では圧倒的に丸鋸ガイドモバイル90が使用されています。よりコンパクトさを求めている結果なのではないでしょうか?
シンワの丸ノコガイド定規、エルアングルの2種類を比較
シンワにもエルアングルフィットとエルアングルミニの2種類が存在します。
エルアングルフィットの中でも23cmと30cmの2種類が存在します。23cmの方は造作材向け、30cmはフロア材向けで販売されているようですが、現実はシンワの中で売れているのはエルアングルミニです。タジマでも言えるのですが、大工さんが求めているのは、よりコンパクトで使いまわししやすいのが好まれるようです。
タジマとシンワのマルノコガイドはどちらが良いのか?
タジマの丸鋸ガイドモバイル90マグネシウムとシンワのエルアングルミニはどちらも売れていますし、使用されている大工さんもいっぱいいますが、じゃあどちらがより優れていておすすめですか?と問われるとどちらが良いとも言えません。この2つに関しては材質、サイズ、形状等の大工さん一人一人の好みの部分が大きく関わってきますのでタジマの丸鋸ガイドモバイル90マグネシウムとシンワのエルアングルミニのどちらがおすすめですか?と言われたらどちらもおすすめします。
タジマの丸鋸ガイドモバイル90マグネシウムとシンワのエルアングルミニを激安で販売しているサイトがありますので参考にされたい方は参考にしてみてください。
*参考
タジマ 丸鋸ガイド モバイル 90 マグネシウム/MRG-M…
シンワから新発売された丸ノコガイド定規トライアングルポリカ
今月に入ってシンワから丸ノコガイド定規トライアングルポリカという丸ノコガイド定規が新発売されました。これは読んで字のごとく従来の材質であるマグネシウムやアルミではなくプラスチックのポリカを採用した小型の丸ノコガイド定規です。
ポリカはプラスチックの中でも強度が高く壊れにくいという性質を持っています。
シンワとしてはエルアングルミニにも負けない、むしろ性能は上をいくのではないかというくらいの勢いで満を持して新発売された感じですが、正直ポリカ製という安っぽさは否定できません。
シンワとしては精度に関してはエルアングルミニもトライアングルポリカも変わらない精度と謳っていますが、プラスチック特有の温度変化による伸縮は間違いなくあると思います。シンワの方に尋ねてみても大丈夫ですの一点張りですが、個人的には不安が取れません。
なのでシンワのトライアングルポリカは個人的にはおすすめできません。
個人的なおすすめはタジマの丸鋸ガイドモバイル90マグネシウムとシンワのエルアングルミニの2つになりますが、どれに関してもそれぞれの好みの部分が多々出てきますので数千円は掛かるかもしれませんが、いろいろな種類の小型のマルノコガイドを試してみてください。
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