サイディング職人さんが意外と重宝する物の中にコンクリートボンドがあります。
*参考
コニシボンド ボンド K120 170ml #11641
サイディング施工の基本はサイディングに直に釘を打つ方法か専用金具を留め付けてビスで留めるという2種類です。
サイディングメーカーが出している施工マニュアルにもコンクリートボンドを使用しなさいといった項目はひとつもありません。
では、なぜコンクリートボンドを重宝するのでしょうか?
コンクリートボンドの使い方
サイディングには縦に張る「縦張り」とサイディングを横に張る「横張り」の2種類があります。
どちらにしても言えることは、サイディングを住宅の床部分から一階、二階へと上に張り上げていきます。なので外部の天井部分(軒天部分)が張り収め部分になるのですが、サイディング1枚の寸法は455×3030で決まっているので建物の寸法とサイディングを張り上げていった時の寸法が合わない場合が出てきます。
最後の張り収め部分に細かいサイディングを張らなくてはいけなくなり、釘を打つとサイディングが割れてしまう、もしくはサイディングにタイルが付いているなどして釘自体が打ちようがないという場合になったとしても、どうにかしてサイディングを留めなくてはいけません。
その時にコンクリートボンドの登場です。
コンクリートボンドが接着性、施工性に一番適している
サイディングは基本的に何層にも重なり合ったセメント板なので接着剤の中でもコンクリートボンドが一番接着します。
当然サイディング施工に必ず付いてくるコーキングでも接着性はありますが、サイディングの張り収めのほんの少しの部分にわざわざコーキングのカートリッジを1本フタを開いて使用するのも現実的ではありません。
コストの部分でも長期保存の部分でもコーキングよりもコンクリートボンドの方が適しています。
*参考
コニシボンド ボンド K120 170ml #11641
あくまで今回紹介した事は俗に言う「裏技」に近いのでどのサイディング職人さんもしている施工ではありません。あくまで問題解決の方法論のひとつだと思って頂ければ幸いです。
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