こんにちは。現場管理者のハマゾーです。大工さんの必須アイテムのひとつとしてねじ打機があります。ボード貼りを手際よく、短時間で終わらせるための必須アイテムですよね。ねじ打機がなければ現代の建築現場の工期なんて到底間に合うものではありませんし、大工さんの人工に関しても大きく左右される作業なのではないでしょうか!?
さて、周りの現場を見渡せば、見る大工によって高圧のねじ打機を使っていたり、常圧のねじ打機を使っていたりしています。ねじ打機自体の値段で選んだ、販売店に勧められて高圧にしたなど様々な理由で高圧か常圧かのねじ打機を選ばれているかと思いますが、では実際には、ねじ打機に関しては高圧と常圧の違いってあるのでしょうか!?
今回は、販売店さん、問屋さん、メーカーの営業マン、大工さんのお話をトータルして独自に判断させて頂き高圧と常圧のねじ打機の違いをご紹介していこうと思います。注意点としましてエア工具は、感覚的な部分で良い悪いという話になりやすいので今回ご紹介させて頂く内容は、あくまで私見的な見解ですので誹謗中傷的なコメントはお断りさせて頂きます。
高圧の方が常圧のねじ打機よりも優れているのか!?
そもそも論ですが、高圧のねじ打機の方が常圧のねじ打機よりも性能的に優れているのでしょうか!?結論から言うと多少は高圧のねじ打機の方がパワーがあるみたいです。また、コンプレッサーが回転している状態でエアの量が少なめになった場合においても高圧のねじ打機の方が、多少なりともねじ打機自体にエアが残っているので安定的にパワーを生み出すことができるみたいです。その点、常圧のねじ打機はエア量が下がるとパワーはガクッと下がります。
しかし、トータル的に見ると高圧のねじ打機が圧倒的に常圧のねじ打機よりも優れているかと言われたら、そんなことはありません。高圧のエア工具が主流になった現在でもねじ打機は常圧で十分だとか常圧が良いという大工さんも数多くいらっしゃいます。それでも全体的なシェアで常圧のねじ打機よりも高圧のねじ打機の方が数多く使われている大きな理由としては、高圧のエア工具の統一目的が最大の理由だと考えられています。
建築現場では、当然の話ですが、高圧のエア工具を使いたいとなったらコンプレッサーから高圧用のエアホースを引っ張ります。常圧のエア工具を使いたいならコンプレッサーから常圧用のエアホースを引っ張ります。仮にエア工具のほとんどを高圧のエア工具で揃えてしまっている大工さんがいるとしたら、わざわざ常圧のねじ打機のためだけに常圧のホースを用意しませんよね。面倒くさいし、なによりも現場にホースが溢れかえってしまいます。
なので、高圧のエア工具を揃えている大工さんの方が割合的に多いのでねじ打機に関しても高圧のねじ打機の方がシェアが必然的に多くなるという結論です。もちろん、メーカーや販売店の営業マンが「時代は高圧です!!」と今の時代、高圧が当たり前ですよ的な営業をしているのも要因のひとつかもしれませんね。
常圧のねじ打機にも高圧のねじ打機よりも優れている点はあります!
高圧のねじ打機も常圧のねじ打機も性能が、ほぼ同じだから高圧のねじ打機が選ばれて常圧のねじ打機の出番はないかというと、そんなこともありません。常圧のねじ打機には、常圧ならではのメリットも存在します。
常圧のねじ打機の場合、エアの消耗度はかなり軽減できます。なのでエアが少なくなるとパワーダウンはしやすいのですが、そもそもエアの消耗自体が高圧のねじ打機に比べて少ないのでパワーダウンしにくいです。例えばひとつのコンプレッサーから複数台のねじ打機を使うという時には、常圧のねじ打機の方が作業ははかどると思います。
また、ねじ打機自体の値段も高圧よりも常圧の方が安いというのも魅力的な部分のひとつかと思います。また、この点は、実証していませんが、修理に関しても高圧のねじ打機よりも常圧のねじ打機の方が割安になると思います。ひとつひとつの部品や消耗品、また作業工賃の面においても高圧のエア工具の方が常圧のエア工具に比べて高いので、ねじ打機に関しても同じようなことが言えるのではないでしょうか!?
ねじ打機に関して人気があっておすすめなねじ打機が知りたいのであればビス打ち機のおすすめは!?新人大工さんにおすすめしたい人気ランキングトップ10!を参考にしてみてください。
*参考
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まとめ
ねじ打機を購入する際に最も考えなければいけない点は、「どのねじ打機を使えば作業効率が上がって生産性が上げれるか!?」という部分が最も重要なのではないかと個人的には考えています。大工さんが作業のする実働日数を減らすために、減らせれる工程はどれ?と考えた時にボードを貼るスピードは、大工さんによってかなりの差がでます。1日多く作業するだけでも1日の日当換算すれば大きな金額になります。
なかなか収入も増えない世の中なのでねじ打機をできるだけ安いものにしたいという気持ちも解らなくはないのですが、それが理由で作業効率が落ちていたり、修理ばかり出しているとなっては、元も子もありません。なので、ご自身の現場や作業性に合わせて自分にとってベストなねじ打機を選んで作業効率が上がるように努めてみてはいかがでしょうか!?
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