オルファから新しい2種類の刃が新登場しました。
スピードブレードとウェービーブレードです。
*参考
オルファ スピードブレード カッター替刃 ブラック (LBSP5K) 5枚入[返品不可]
スピードブレードとは?
スピードブレードはオルファに従来からある特専黒刃の刃の部分にフッ素をコーティングさせてカットする対象物との抵抗を軽減させて軽い切れ味を実現させています。従来の特専黒刃よりも更にカットするスピードを重視させた刃です。
ただし、基本的には特専黒刃同様に切れ味を重視しているので長持ちを重視する作業には向いていません。フッ素加工もカットする抵抗を減らす為であって長持ちの為ではありません。
どんな刃物でも同じ事なのですが、切れ味と長持ちをどちらも100パーセントの状態に持って行くことは、ほぼ不可能です。なのでスピードブレードは切れ味をより重視しているので長持ち度を期待してはいけません。
ウェービーブレードとは?
ウェービーブレードは刃先を波形研磨してあって、滑りやすい対象物にしっかりと掛かってカットする刃です。
カタログ上にはグラスウール、パイプカバー、ロープ等のカットに効果を発揮するとうたってありますが、シンプルなイメージとしてはカッターののこぎりバージョンというイメージでしょうか。
カッターの本体はオルファ以外でも安い他メーカーの本体はいくつもありますが、カッターの刃に関しては、ほぼオルファの独占に等しい状態です。
独占という響きは非常に良いのですが、独占しているという事はこれ以上の販売量の伸びは見込めないという事です。ウェービーブレードは、そんなカッター市場から少し離れてのこぎりまで大袈裟にする必要はないけど、のこぎりに近い性能が必要という場面に使用できるカッターの刃を作って新しい分野を開拓したいという思いが感じ取れます。(違っていたらスミマセン…。)
ある意味オルファとしての挑戦なのですが、ウェービーブレードは「オルファ=折る刃」という根本的な部分を無視して切れなくなったら刃を折って使用する為のスリットが入っていません。
基本的にはカッターは刃全体で対象物をカットする事は無いので刃の先端部分が切れなくなった時にはどうするのかな?という疑問はずっとあります。
*参考
オルファ ウェービーブレード カッター替刃 (LBWV3K) 3枚入[返品不可]
カッターの刃自体は消耗品で価格も特に高い買い物ではないので同じ本体に装着出来るのであれば(大サイズの本体にどちらも装着可能です)色々な種類の替刃を持っておくのは作業の幅が広がるのではないかと思います。しかし今回のスピードブレードとウェービーブレードの2種類の刃はかなり限られた方にしか適応しないように感じます。
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