サイディング用チップソーを長持ちさせるコツとは

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サイディング用のチップソーと言えば今ではオールダイヤのチップソーが当たり前になってきています。

 

オールダイヤのチップソーですから大工さんが使用するような木をカットするチップソーよりもはるかに値段が張ります。なのでサイディング用のチップソーにおいては1枚のチップソーで、出来る限り長い期間使用する事が経費削減に大きく繋がっていきます。

 

今回はサイディング職人さんが実際に行なっているチップソーを長持ちさせる方法をご紹介させてもらいます。

 

サイディング用のチップソーの切れるか切れないかのボーダーラインってなに?

 

サイディング用のチップソーに限らず当たり前の話しですが、使用しているチップソーが切れなくなった時に新品のチップソーを購入されると思いますが、じゃあ「切れなくなる」ってどんな状態になったらでしょうか?

 

サイディング職人さんがサイディング用のチップソーを使用していてチップソーが「切れなくなる」といった状態になるのは純粋にサイディングが切れにくくなるといった他にサイディングをカットした断面がスパッと切れずにパチパチと表面の塗膜部分を弾きながらカットしてしまうといった症状が出た時によくチップソーを交換しています。

 

塗膜部分を弾いてしまうとタッチアップを余分にしなくてはいけなかったり、コーキングで弾いた部分を被せる必要性が出てきます。なので塗膜を弾く事は極力避けたいところですしチップソーを交換するひとつの目安になります。

 

サイディングによってチップソーを使い分けましょう。

 

サイディングにも弾きやすいサイディングと弾きにくいサイディングがあります。

 

サイディングを出荷している最大手と言えばニチハかKMEWの名前が出てくると思います。そのニチハとKMEWの中でも塗膜のグレードによって弾きやすいサイディングと弾きにくいサイディングが存在します。

 

ニチハのサイディングはKMEWのサイディングに比べてサイディング自体が硬いので塗膜を弾きやすい傾向があります。かといってKMEWでも16㎜の厚めのサイディングも塗膜が弾きやすい傾向にあります。

 

ただし、KMEWの14㎜のサイディングであれば結構スパスパと切れてしまいます。仮にニチハのサイディングをカットする時に塗膜が弾きやすくなってきたなと感じたチップソーをKMEWの14㎜のサイディングに使うとなんの問題もなくカットできてしまいます。

 

なのでサイディング用のチップソーはこんな風に使い分けしています。

 

・新品のサイディング用チップソーでニチハやKMEWの16㎜のサイディングをカットする。

 

・塗膜が弾きやすくなってきたなと感じたら新品のサイディング用チップソーに交換してサイディングをカットする。

 

・ニチハやKMEWの16㎜のサイディングをカットする時に塗膜を弾きやすくなったサイディング用のチップソーはKMEWの14㎜のサイディングや無塗装板の時に使用する。

 

・この繰り返しでサイディング用のチップソーを極力最後まで使用する。

 

という使い方をすればサイディング用のチップソーもかなり長く使うことが出来てきます。

 

サイクル的には上手く軌道にのれば、どんなに安いサイディング用のチップソーを使ったとしても4~5ヶ月に一回、サイディング用のチップソーを購入するといったサイクルまでもっていけると思います。

 

サイディング用のチップソーの最低条件

 

サイディング用のチップソーは各メーカー、各バリエーションを含めると星の数ほど種類が存在していると思います。そんな中からどのサイディング用のチップソーが良いかと問われても一番は言えないと思います。

 

サイディング用のチップソーの125㎜か100㎜かでも違いますし、10Pか8Pかでも違います。あえて言うのであればサイディング職人さんの好みや感覚的な部分が大きいと思います。

 

現在のサイディング用のチップソーはマキタや日立といった純正品の高いものと安く販売しているサイディング用のチップソーではそこまで大差はないように感じます。当然語弊があっては困るので追記しますが、高いチップソーは当然切れ味も良く、長持ちもしやすいですが、価格と長持ちの費用対効果がどうか?といった部分に関して大差がないように感じるという事です。

 

最近では比較的、安価なサイディング用のチップソーであっても十分に使用する事が可能ですが、あえて見極めて頂きたいポイントがひとつあります。

 

サイディング用のチップソーに関しては使い切って完全に切れなくなったというよりはサイディングをカットしている際にチップ自体が飛んでしまって使えなくなったというケースが多いかと思います。

 

どちらかと言えばダイヤのチップが切れる切れないではなくチップを台に固定している糊の接着力が重要なウエイトを占めていると思います。どれだけダイヤのチップが切れますよと営業されてもそのチップ自体が飛んでしまってはお話しになりません。

 

なのでダイヤのチップが切れるか切れないかよりもチップ自体が飛びにくいサイディング用のチップソーかどうかを最重要視してみてください。個人的に使ってもなんの問題もない激安なサイディング用のチップソーを紹介しておきます。参考にされたい方は是非参考にしてみてください。

 

*参考
マキタKS4000FX,KS4100F 日立C4YA2,C4YC,C4YB等に!山真 オールダイヤモンド 100mm×8P 窯業…

 

サイディング職人さんの施工単価の上がらない現状においてチップソーのコスト削減は重要な課題なのではないでしょうか。自分の気に入ったチップソーを見つけてサイディング用のチップソーを上手く使い分けて出来る限りコストが掛からない使い方を見つけてみましょう。

 

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